日本の絶えざる改善手法

Process Improvement Japan, Angela M. Corriero, Kozo Sakano

日本語の改善は、絶え間ない改善を意味する言葉として使われます。英語ではリーンもしくはリーン・マニュファクチャリングとしてよく表されます。そのビジネスの手法で日本、特にトヨタの生産方式を有名なものにしました。継続的なプロセスを大切にする改善手法により、トヨタならびその関連会社、サプライヤーはムダを最大限に抑え、利益を最大限に伸ばす、驚異に値する程の生産工程の効率化を実現させました。トヨタウェイ―は実に賞賛に値するものです。

絶えざる改善は、最小の原価で最大の品質を達成するには欠せません。

改善活動とは何でしょうか。

改善とはムダを排除して原価を削減する活動です。

過去の経験からいうと、日本人以外のマネージャーは大きな改善をしようとする傾向があります。それは改善というものを非常に限りあるものにしてしまいます。改善もしくはリーン・マニュファクチャリングは継続的に求めるものでなければなりません。仕事の手法、活動に常に応用すべきものです。機械や材料、労働、生産方式、事務手順におけるムダを見つけ排除するプロセスです。会社のあらゆる所で、小さな形で、ときには大きな場合もありますが、改善の機会は見つかるものです。以下はあるトヨタのサプライヤーの基本的な例です:

パワーユニットの設計をやり直しまして、1ユニットにつき約20ドル節約することができました。

  • 床の電気のコードの上にテープを張って邪魔にならないようにした。
  • ワークの位置を作業者に近づけた。
  • 間違えないように仕入れ先別に色分けして、目で視る管理をやり易くした。
  • 全スタッフが確実に同じ技能が使えるように、新しいガイドラインを書いた。
  • 図面のサイズを減らし、紙の使用を削減した。50%の削減達成。
  • ダイの応用システムを変更。50%スクラップを削減。
  • アルミからステンレスに変更。1/12の原価低減。
  • 手作業で行う検査をやめて、製品を検査する装置を開発。

改善・リーン生産は、一つ生き方でもあります。

さらに良い手法を創り出し作業効率を伸ばすことは改善を実行して行く人にとって、終わりのないチャレンジです。トヨタの人々は、いつもムダを排除して、作業を一層やり易く、そしてより安全に、もっと早く行うやり方を追及しています。何故でしょうか。何故なら、出来るから。そうしたいから。そして、やりがいがあるから。プロセス改善が正しく実行されるならば、強力な動機づけの推進力となるのです。利益を増やし、原価を削減する一方で、従業員の満足度を高めます。TQMや全社的な成功を勝ち取る、基本的な土台形成となるのです。 効果的に、継続的改善の戦略に移して行くには今までとは異なる視点からものとを見ることが必要となります。 リーン・マニュファクチャーのトレーニングを考える際、継続的改善に焦点を絞りましょう。あらゆる階層で、あらゆる角度から、そして従業員の動機づけと全員参加も視野に入れましょう

Angela Corriero, Process Improvement Japan

改善サークル

改善サークルやリーン・グループミーティングは二つの側面においてリーン・マニュファクチャリングや効率の高さを求める際、本質的に重要です。第一には、第一線の従業員やマネージャーが改善活動について語り合い決定をする機会であります。二つ目は、従業員にとってパワフルな動機づけのとなりチームスピリットや作業者のプライドを醸成するものとなっています。

標準化

標準化なくては、プロセス・インプルーヴメントを効果的に、長く実行することはできません。この重要なポイントがよく見過ごされているようです。 最近中東からのリーン視察団を受け入れました。その中東からの視察団のメンバーはマネージャークラスでありましたが、その全メンバーとトヨタのサプライヤーの従業員との討論会を持ちました。その時会社の問題が次から次へとならびあげました。サプライヤーのメンバーたちは唖然としてしまいました。なぜそんなに沢山の問題を抱えているのか理解できません。その時明らかになったことは、作業手順や訓練を適切に標準化していなかったということです。社内の問題を標準化された作業手順なしで問題を改善しようとしていたのです。つまりバケツの穴が開いていてひどく漏れがあるのに、満たそうとしていたようなものでした。 改善とは標準作業の改善を意味します。その目的で、基本的な3ステップの標準化の原理を効果的に実行されなければなりません:

1.標準化作業を設定する。
2. 教える。
3. 見る。

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