JKK & Process Improvement
自工程完結 & 改善

Understanding Own Process Completion or JKK 自工程完結 and Total participation 全員参加

Kozo Sakano, Process Improvement Japan

By Kozo Sakano 坂野耕三

In process improvement and lean management, the importance of JKK (Ji-Kotei-Kanketsu) has been emphasized in the past few years.

この数年間、自工程完結が叫ばれている。自分の関わる工程を完結し、後工程には不良を流さないという意味であるが、自工程と云う言葉を敢えて使う意味は、の精神を強調するためであろう。

これは特に新しい考え方とは思えない。「後工程はお客様」であるからだ。この自工程完結という用語が使われるようになってから不良問題が顕在化したのは何故か。「自」工程と云う前に、「私たち意識」を高めることの意義を考えなければならない。私たちの国、私たちの会社、私たちの家庭、私たちの・・・というような。この順序も深く考えるべきだ。

日本人特有の良さが活かせず、無責任な自工程において自分の責任を果たしさえすれば良いのだというシステム志向には大きな問題があるように思えてならない。どの分野でもプロは、全体をみながら同時に「プロセス志向」の良さを活かしつつ、それぞれのプロセスを大切にする。

自工程完結には、全体最適とは言いながら、そこには全員参加の精神は見られない。自分が関わるプロセスに対し受身的な結果志向的態度が散見されるのだ。どのような仕事においても、システムのみでは解決できない部分が残るものだ。それをどうにかする能力(または人材)が必要となる。いわば陰の実力者的な集団の存在だ。それを持っているかいないかが、その企業の現場力の差として現れる。

トヨタの自工と自販が合併した当時を思い出だす。素晴らしい会社という強烈な印象が焼き付いている。振り返ってみれば、仕事にこだわる一人ひとりの作業者が、自工程で不良を作らないのは当たり前。そこには、後工程で想定しうる問題(マイナス要因)を絶えず潰して行く努力があった。深く踏み込んだレベルでの関わりである。これが本物の自工程完結ではなかったのか。そこには完結はなく、絶えることのない改善プロセスで完結に近づこうとする姿勢があった。そのような拘りをもった姿勢の有機的な総合体が、トヨタを成していたと思う。

このように考えてみると、どうも結果志向の強いTQMは短期的な結果は期待できるものの、やはり失敗ではなかったかと思われる。現状の問題を限りなく少なくしようとするTQCが今になって懐かしく感じられるのである。

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